dカードはNTTドコモが発行しているクレジットカードです。年会費が無料のレギュラーカードと11000円かかるがより多くの優待を受けられるゴールドカードの2種類あります。
今回はその2種類のカードを紹介したいと思います。
目次
dカードの基本情報
発行元 | NTTドコモ |
---|---|
年会費 | レギュラー:永年無料 ゴールド:11000円(税込み) |
ブランド | VISA、Mastercard |
海外旅行傷害保険 | レギュラー:利用付帯(29歳以下に限る) ゴールド:自動付帯 |
引き落とし日 | 毎月10日 |
dカードの特徴
引き落とし日は毎月10日
dカードは毎月15日締めで翌月10日の引き落としです(金融機関が休業日の場合は翌営業日
)。ドコモの利用料金の締め日とは異なるので注意しましょう。
ドコモの利用料金の締め日は月末です。
ブランドは2種類から選択
国際ブランドは「VISA」「Mastercard」から選べます。「JCB」「American Express」は対象外なので気を付けましょう。
iD機能付き
dカードにはiD機能が付いています。iDとは電子マネーのことで専用のリーダーにカードをかざすだけで簡単に支払いが出来ます。dカードでiD決済をするとdカードの請求と合わせて請求が来るので、面倒なチャージも不要です。
ポイント
dカードのポイント還元率は1%(税込み100円につき1ポイント)です。楽天カードと同じで高い還元率です。クレジット払いでもiD払いでもこちらは同様です。
さらにポイントカードとしての機能もついており、こちらの還元率も1%です。クレジットと合わせて使うことも出来るので、100円につき2ポイント貯めることも可能です(dカード利用で1ポイント+ポイントカード利用で1ポイント)。
さらに、dカード特約店での買い物にdカードを使うと追加で1%のポイントがもらえます。
dカードポイントUPモール
出典:dカードポイントUPモール
dカードポイントUPモールというサイトを経由して買い物をすれば、もらえるポイントが1.5~10.5倍されます(dカードを利用する必要あり)。対象店舗は楽天・Yahoo!ショッピング・Amazonなど350店舗以上で、ポイントが何倍になるかはショップによって異なります。
このサイトではセールを行っていたりクーポンを発行していたりするので、こちらも小まめにチェックしましょう。
ドコモの料金の還元率が10%(dカードゴールド限定)
出典:Pixabay(Steve Bidmeadによる画像)
dカードゴールドの最大の特徴です。通常ドコモの利用料金とドコモ光の料金でもらえるポイントは1%ですが、dカードゴールドの会員は10%になります(1000円につき100ポイント)。
利用料金の全てがポイント10%還元の対象というわけではないので注意が必要です。また、ahamoを契約している方はドコモ光料金のみポイント10%還元です。
ちなみに、ポイントを毎月の利用料金に充てることも可能ですが、ポイント10%還元対象額がその分減ってしまうので、出来るだけ違うことに使った方が良いです。
家族カード
出典:Pixabay(Gerd Altmannによる画像)
dカードは家族カードを発行することが出来ます。レギュラーカードの場合は2枚まで無料で発行することが可能です。dカードゴールドの場合は3枚まで発行することが可能ですが、2~3枚目に年会費が1100円(税込み)かかります(1枚目は無料)。
ちなみに、dカードゴールドの家族カードの会員にも上記のポイント10%還元が適用されるので積極的に利用していきましょう。
海外旅行傷害保険
dカードレギュラー
dカードレギュラーには利用付帯の海外旅行傷害保険が付いていますが、29歳以下の本会員または家族カードの会員のみの適用となります。利用付帯が適用される条件は「自宅から出発空港までの交通費もしくは船舶・航空券代」「募集型企画旅行(旅行会社の企画するツアー)」の料金をdカードで支払っていることです。補償期間は出国後90日間で内容は以下の通りです。
種類 | 金額 |
疾病治療費用 | 200万円(1疾病の限度額) |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
傷害死亡 | 2000万円 |
後遺障害 | 程度により80万円~2000万円 |
救援者費用 | 200万円(年間限度額) |
賠償責任(免責なし) | 2000万円(1事故の限度額) |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円(年間限度額) |
dカードゴールド
dカードゴールドの場合は自動付帯の保険で条件は特にありませんが、上記の利用付帯の条件を満たすと補償の金額がUPします。また、本会員の家族の方であれば家族カードを持っていなくても補償の対象となります。補償期間はこちらも出国後90日間です。
本会員/家族カード会員 | 本会員の家族 | |
疾病治療費用 | 300万円 | 50万円 |
傷害治療費用 | 300万円 | 50万円 |
傷害死亡 | 1億円(※) | 1000万円 |
後遺障害 | 程度により400万~1億円(※) | 程度により400万~1000万円 |
救援者費用 | 500万円 | 50万円 |
賠償責任(免責なし) | 5000万円 | 1000万円 |
携行品損害(免責3,000円) | 最高50万円/盗難時30万円 | 15万円 |
海外航空便遅延費用特約 | 航空便遅延費用:以下のいずれか高い金額を定額で支払う 宿泊施設の客室料:3万円 交通費or旅行サービス取消料:1万円 食事代:5000円 手荷物遅延:3万円 |
(※)利用付帯の条件を満たした場合の金額です。条件を満たさない場合の補償金額は傷害死亡時5000万円、後遺障害時200万円~5000万円となります。
VJデスク(旅のサポート)
専用のセンターに電話をかけると、現地に詳しいスタッフが日本語で対応してくれます。
国内旅行傷害保険
dカードには国内旅行傷害保険も付いています。dカードレギュラーは海外旅行の場合と同じく29歳以下の本会員・家族カード会員のみで、dカードゴールドの場合は年齢制限はありません。ただし、海外旅行と違い家族カードを持っていない家族は適用外なので気を付けましょう。また、どちらのカードも利用付帯です。
dカードケータイ補償
出典:Pixabay(PublicDomainPicturesによる画像)
ドコモが提供しているクレジットカードらしく携帯電話に補償が付いています。
ドコモで利用している端末が購入後1年(dカードゴールド会員の方は3年)以内に紛失・盗難・修理不可となってしまい、それと同一機種・同一カラーの端末をドコモショップなどでdカードを利用して購入した場合、購入金額のうち最大1万円(dカードゴールド会員の方は10万円)まで補償してくれます。
同一機種・同一カラーの端末がない場合はドコモ指定の端末となります。多くの場合は利用していた端末の後継機になります。
お買い物あんしん保険
dカードを利用して購入した商品が、購入日を含め90日以内に盗難や破損などの偶発的な事故によって損害を被った際に、dカードレギュラーの場合年間100万円まで、dカードゴールドの場合年間300万円まで補償してくれる保険です。
1事故あたり3000円の自己負担額が生じます。また、一部対象外の商品があります。
dカードゴールドのその他特典
年間の利用額に応じてクーポンなどがもらえたり、国内やハワイの空港のラウンジが無料で利用できるようになります。
まとめ
dカードはポイント還元率が高く、貯まるポイントも多くの店舗で利用できるdポイントなので普段使いのカードとしてもとても優秀です。
ただ、やはり一番恩恵を受けられるのは、ドコモユーザーで毎月の支払い額が大きい方がdカードゴールドを持つ場合でしょう。毎月のポイント10%還元対象額が9000円以上ある方はポイントだけで年会費の元が取れてしまいます。なので、実質無料でゴールドカードの特典を利用することが出来ます。
支払い額が大きい人はdカードゴールド、そうでない方はdカードレギュラー、まだ持っていない方は是非作ってみて下さい♪